先日のバードランドカフェでの出来事は、予想通り賛否両論ありました。

facebookで様々なコメントを頂きました。

この議論により、私は「食品アレルギー表示」に関する問題にあらためて関心を持ち、勉強になりました。

私自身がこの記事を投稿することにより受けたご指摘を、ひとつひとつ真摯に受け止め、私の考えを述べてみたいと思います。

ご指摘の趣旨は主に2点。

1.アレルギーを持っているなら、お店に確認する必要がなかったのか?

この問題は、事件が起きた後から私も何度も、何度も、考えました。

私に非があったのではないか?

アレルギーを持ちながら、お店に確認を怠ったのが悪いのではないかと。

確かに一理あります。

ただ、事実を述べますが、私が生きて来てアレルギーを持ち続けて50年間。

ただの一度も、今回のような体験をしたことはありませんでした。

ただの一度もです。

facebookでコメントを頂いた中には、私よりひどい食品アレルギー症状を持つ方がコメントをしてくれました。

「お気持ちお察しします。私はアナフィラキシーショックを起こす甲殻類アレルギーです。魚介類スープと表示、説明があればスタッフに確認しますが、アレルギー表示は食品店を営む際には必要かと思います。」

心強い励ましのコメントはありがたいです。

この方の行動と私は同様の行動をとっています。

つまり、魚介類、海鮮など、あきらかに甲殻類が混入されていると察しられる料理名については、もちろん必ずお店側に確認します。

ランチについてくるスープについても魚介や海鮮の料理名が入っていれば同様の対応です。

このやり方で、この50年間無事に過ごすことができています。

つまり、単にスープがついてくるとしているランチスープで、これまで甲殻類の混入事例はゼロでした。

まあ、その為に、私自身にも心の油断があったのかもしれません。

今後は万が一にも備えるべきかなと、反省をしました。

2.店名を出して批判する必要があるのか?

これについては、私自身も店名を出すことによるリスクを真剣に考えました。

風評被害をもたらしはしないか。

業務妨害や名誉棄損に当たらないか。

私自身は、仕事もネットが中心ツールであり、ネットがなければ生きていけないほどネットが好きで、ほとんど依存症だと言ってもいいほどです。

その私がネットで最も嫌う文化が「匿名投稿」です。

匿名での投稿は、人を大胆にしてしまいます。

匿名だと投稿内容に責任や覚悟が持てません。

その為の無責任な投稿が人を傷つけたり、それこそ風評被害をもたらしたりしています。

そういう輩がいるせいで、もし、ネットに規制がかけられたりしたら、ネット文化の最も重要な「言論の自由」が奪われる事にならないか心配しています。

自由の裏には責任があります。

だからこそ、自由な発言は実名でなければならないと思っています。

発言の責任の所在が不明確になるためです。

その為に立ち上げたのが私の事業である「まじコミュニケーションズ」。

「まじで真面目な情報発信」をコンセプトに、責任と覚悟を持った情報発信をモットーにしています。

風評被害や業務妨害は、虚偽情報の流布が問題になります。

今回の記事は虚偽ではなく事実を伝えています。

名誉棄損は、相手に反論の余地を与えていれば成立しません。

このブログやFacebookでは、反論の機会であるコメント欄が存在します。

その為に、店名は出すべきだとの判断しました。

私のブログでは、これまでにも実店名でレビューを掲載しています。

いい情報だけを掲載していると、それはもう企業の宣伝広告や提灯記事の連続になってしまいます。

まあ、なかなか「まずい」とは書けませんが・・・。

なるべく本音で記事を書こうと思ってやってきています。

そうでないと文章が伸び伸びと自由に踊りません。

今回のバードランドカフェさんは、記事でも書いていますが、もともと気に入ったお店でした。

だから、その対応には裏切られた思いがした事は確かです。

でも、私の記事を読んで、バードランドカフェに行くのを辞めてしまいそうな方がいれば、それは私の本意ではありません。

バードランドカフェは、お店の雰囲気は抜群で、料理の味もグッドです。

是非、行って下さい。

「クレームは好意の裏返し」でもあります。

好意がなければあきれて、あきらめて、行かないで終わりです。

もし、これで、私が数日後にバードランドカフェに行って、アレルギー表示がされたメニューに変わっていたら・・・私は大ファンに大変身することでしょう。

最近増えたいちゃもんつけのクレーマーはともかく、クレームはファン客をつかむ大チャンスだと思います。

▼牛角はクレームを買い取って急成長!

反論があれば実名でコメントを下さい。

食品アレルギー表示問題

今回の件を受けて、法律はどうなっているのか非常に関心を持ち、調べました。

飲食店をオープンするに当たり、必ず必要な事が食品衛生法に基づく営業許可。

そして、その営業許可を受ける上で必ず必要な人が「食品衛生責任者」。

当然ながら各店舗にいるはずの食品衛生責任者は食品衛生法を熟知しているのが前提です。

食品衛生法では内閣府令ではありますが、アレルギー食品の表示が義務付けられている特定原材料として以下の7品目が指定されています。

食品アレルギー表示

えび、かに、卵、乳、小麦、そば、落花生

これらの食品はアレルギー保持者が多かったり、重篤に至るケースがあるため指定されているようです。

ただし、調べたところ、表示が義務付けられているのは食品メーカーのみで中食、外食業者は義務化されていませんでした。

これは様々な理由から、全国の数多くある飲食店への全面義務化は難しいとの判断によるもののようです。

それでも消費者庁が出している下記の資料7ページめでは、アンダーラインつきではっきりとこう書かれています。

「品書きやメニュー等を通じた情報提供の充実などの自主的な取組」をしていくことが大切です。
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin1198.pdf

つまり、飲食店経営者は、アレルギー食品の表示は義務ではないが自主的な取組を推奨されていることを知っておくべきですし、普通は知ってないといけないと思います。

それにもかかわらず、今回のバードランドカフェでのスタッフ(もしかしたら店主かもしれません)の顧客対応は、食品アレルギー表示問題にまるで無頓着の様子でした。

食品アレルギー表示問題に限らず、「食の安全」に関する問題は、昨今のマクドによる中国製の鶏肉の不衛生な取り扱い映像がきっかけによる業績の悪化、古くは食中毒問題による雪印の倒産など、いくら大企業でもその対応をあやまれば苦境に陥る事を物語ってます。

他にも生レバー提供による焼肉チェーン店の廃業。食品偽装問題。

食品異物混入問題はマスコミを連日賑わせていました。

大企業でも倒れかねない食の安全問題には、吹けば飛ぶような個人飲食店は、逆にもっと敏感になっていなければならないと思います。

「一寸先は闇」

ビジネスの世界では常識です。

食品アレルギー表示は自主取組ではありましょうが、何か問題が起きてからでは後の祭り。

食品アレルギーへの意識を高めて頂いて、アレルギー食品使用の場合は、メニューへの表示が難しければスタッフによる口頭説明だけでも行って頂ければ嬉しいかと思います。

もっと、もっと、このような議論が高まる事が望まれます。