首里城は、いわずと知れた琉球王国時代に王朝が存在したお城。
今では首里城観光は、沖縄観光の目玉として守礼の門なども有名になりました。
首里城は、沖縄県那覇市首里にあります。
実は、私の実家が首里にありますので、非常に身近な存在ではありました。
ところが、近いほどなかなか訪れないのが世の常。
沖縄移住後もなかなか行けてないのが現実でした。
首里城には城内前の広場は無料で入ることができ、琉球舞踊など催しもあるので、恥ずかしながら無料ゾーンまでは何度か行きました。
地元ですし、お金を払ってまで入るのはどうかという意識がありました。
でも、今回城内に入ってみてよかったです。
新たな発見がたくさんありましたので、報告します。
首里城観光の第一歩~守礼の門
首里城内には公営の駐車場がありますので、そちらで駐車をします。
今年の初詣に来た時は駐車場が満車で、首里城周辺に長蛇の列ができ、首里城行きをあきらめた経緯があります。
この日は日曜日でしたが、首里城駐車場は空いてました。
地下駐車場に車を止め、施設に入ると、そこはお土産屋さん。
そのまま城内に歩を進めると現れるのが、かの有名な守礼の門です。
首里城は外観からもわかるように、中国の影響をかなり受けています。
琉球王国は中継貿易で栄えていましたが、中国の冊封体制化にありましたので、仕方ありませんね。
守礼の門は日本本土では見られない風構えをしている首里城へ至る門となります。
首里城をはじめとして、今帰仁、座喜味、中城など琉球王国のグスク(城)群が世界遺産に一括登録されています。
守礼の門から、坂道を少し登ると首里城の正面入り口の「教会門」が現れます。
「教会門」をくぐると、そこが無料で入れる広場区域となっています。
この広場で定期的に琉球舞踊が無料で観られたりといった催し物をやっていますので、要チェックです。
いよいよ首里城下へ侵入~首里城観光で外せないスポット1
ここからいよいよ有料地域。つまり、首里城下へ侵入します。
門をくぐると立派な正殿が目に飛び込んで来ます。
やっぱり中国風の建物です。
正殿に向かって右側に薩摩藩をもてなす建物。
左側が中国(当時は明)をもてなす建物が建っています。
琉球王国の二重外交の歴史を肌で感じます。
薩摩藩をもてなす建物から首里城内の観光がスタートします。
建物に入ると書院という区域に案内されます。
首里城の書院は、王様が執務を行なった場所であり、薩摩役人を接待した場所でもあるそうです。
首里城観光時に外せないスポットは、この書院の中にある喫茶室です。
ココは王様が執務を取っていた場所だけに、立派な庭園が見渡せる非常に落ち着いた空間です。
庭園の向こうには首里の城下町が一望でき、景色のいい空間でもあります。
いざ正殿へ~首里城観光で外せないスポット2
薩摩藩接待用の建物から、一度外に出て、次はいざ正殿へ向かいました。
正殿は、王様が行事を行なうところ。
ココには圧倒的な迫力を持った玉座が存在していました。
日本本土のお城では見られないのが、この玉座でしょう。
琉球は紛れもなく王国であった為、この玉座は非常に歴史の重さを感じさせられました。
階下にひとつ降りると、そこにあったのは「御着床」。
ここでも中国式と日本式と分けて儀式を行なったのでしょうか?
何の説明書きもありませんでしたが、きっとそういうことなのでしょう。
薩摩藩士を迎える時は、この御着床で迎えたのでしょう。
模型で儀式の様子が再現されていました。
琉球国王の権勢の大きさが垣間見えますね。
首里城には何度か行ったと思い込んでいましたが、正殿には初めて来た気がしました。
琉球王国の歴史に触れ、私自身の原点を思い起こされ、非常に有意義な一日となりました。
首里城は那覇の町や港を一望できる高台にありますので、帰り道は眼下の景色を楽しみながら王様気分でした。
- 投稿タグ
- 首里城 観光
最近のコメント